さいたま市・浦和でお顔合わせなら「うらわのうなぎ 萬店」へ

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2026.03.08 その他
【春の足音と、萬店横を流れる水の「50キロの壮大な物語」🌸】

【春の足音と、萬店横を流れる水の「50キロの壮大な物語」🌸】

いつも萬店(まんだな)をご愛顧いただきありがとうございます。 お店の周りでは、ソメイヨシノや枝垂れ桜は開花まで「もうチョット!」といったところですが、ひと足早く山桜などピンク色の可憐な花を咲かせ始めました。春はもう、すぐそこまで来ていますね😊(スワイプしてお花やお店の様子をご覧ください✨)

さて、萬店のすぐ横には「鴻沼用水東縁(こうぬまようすいひがしべり)」という小さな用水路が流れています。3月に入り、上流の農家さんたちが田んぼの準備を始めるこの時期、川の水量が一気に増え、澄み切ったきれいな水が勢いよく流れてくるようになりました。

実はこの目の前の川、ずーっと遡るとなんと「利根川」に行き着くのをご存知でしょうか?

その旅路はまさに壮大です。映画『のぼうの城』で有名な行田市の「利根大堰」で取水されて武蔵野用水となり、程なく見沼代用水へと分岐。そこからは土木技術のロマンの連続です!川が川の下を潜り抜ける「柴山伏越」で元荒川の下をくぐり、さいたま市内に入ると今度は芝川の上を立体交差する「見沼伏越」で飛び越えます。 さいたま新都心の東側で「鴻沼用水」として分水された後、コクーンシティや官公庁、大病院の地下を暗渠として静かに抜け、住宅街や公園の横をすり抜け、与野本町駅付近から埼京線と並走して……ここ、中浦和駅すぐの萬店の横へと流れ着くのです。利根大堰からの距離、実に約50キロ!フルマラソン以上の距離を水が旅してきています。

さらに驚くべきは、この水路のベースが「江戸時代にすべて手掘りで造られた」という歴史です。 時は江戸中期、8代将軍・徳川吉宗による「享保の改革」の時代。幕府の財政難を救うため、米の収穫量を増やす新田開発が急務でした。そこで紀州藩から抜擢されたのが、治水の匠「井沢弥惣兵衛為永」です。彼は広大な見沼やこの地の鴻沼(高沼)を干拓して田んぼに変え、そこに利根川から水を引くための用水路(見沼代用水・鴻沼用水)を整備しました。 パナマ運河より古い日本最古の閘門式運河であり、“ミニスエズ運河”とも呼ばれる「見沼通船堀」を造ったのも彼です。重機もGPSもない時代に、高低差を緻密に測量し、何十キロにも及ぶ水路を開削した江戸の技術力には圧倒されるばかりです。

さいたま新都心より下流のこの流域にはすでにもう田畑はなく、農業用水としての本来の役割は終了していますが、現在この川岸は地域の皆様の「親水エリア」として美しく整備されてきました。 萬店でも、この歴史あるきれいな川と素敵な景観を守るため、スタッフが独自に草取りをしたり、お花の種を蒔いたりして、せっせと川岸の手入れを行っております🌿(作業中の写真も載せています!)

萬店の横を通り過ぎた水は、鴻沼農業排水路を通じ、やがて雄大な荒川へと流れ込んでいきます。

遠く離れた利根川から約50キロ。複雑な経路と、江戸時代から続く人々の知恵と労力の結晶とも言える水が、伝統あるうなぎ屋の横を今日も静かに流れている——。そう思うと、なんだかとても感慨深いものがありますよね。

萬店にいらした際は、ぜひ美味しいうなぎと共に、遠く利根川からやってきた川の流れと、そこに宿る壮大な「歴史ロマン」、そして川沿いに訪れた「春の息吹」を感じてみてください。 皆様のご来店を心よりお待ちしております!

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