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【2026新春 萬店の正月飾り】
気づけば、今年も残りわずか。
慌ただしい年の瀬ですが、新しい年を迎える準備が、静かに進んでいます。
今年も「庭匠 風玄」さんにお願いし、萬店の玄関と庭に、正月の「花活け」「門松」「冬囲い」をしつらえていただきました。
入口に設えた、柳に結ばれた無数の【繭玉】は、ひとつひとつが願いのかたち。
訪れる皆さまの一年が、実り多く、やさしく彩られますように。
門松は【根引き松】あえて根を切らず、根付きのまま。
関東では珍しい「根引き松」です。
地に根を張り、時を重ねながら成長していく——
萬店もまた、地域にしっかりと根を下ろし、歩みを続けていけますように。
一年を通して艶やかな葉を保ち、
冬には赤い実を結ぶ【千両】には、
商売繁盛・子孫繁栄・福徳円満の願いが込められています。
【蘇鉄】の冬囲い「藁ぼっち」は、
京都・桂離宮で行われているものと、まったく同じ手法によるものです。
桂離宮は、日本庭園と建築美を極めた文化遺産であり、日本庭園の最高傑作、数寄屋造りの完成形とも称され、「日本美の象徴」として世界に知られています。ぜひ「桂離宮 冬囲い」で検索してみてください。
さいたま市の例年の気温や降雪量を考えれば、本来、冬囲いは不要ともいわれます。
それでもなお、「庭匠 風玄」さんは、日本の冬景色そのものを表現するために、この藁ぼっちを設えました。
どうぞ、静かに息づく日本の冬の美を、ゆっくりとご覧ください。
京都で長年修行を積まれた風玄さんならではの、粋なしつらえの数々をぜひ御覧ください。
正月飾りは、1/15頃の小正月まで。
多くの方に縁起担ぎしていただきたいので少し長めにしております。
++
次の一年のご家族・大切な方・ご商売先・みなさまご自身の
家内安全・商売繁盛・五穀豊穣・無病息災、
「運気うなぎ昇り」で幸せが右肩上がりに続いていきますように。
萬店の正月飾りや庭を背に、皆様でお写真をどうぞ。
その1枚が、幸せを願うしるしとなりますように。
そして、新しい年が
“うまが合うな”――
良きご縁と、うまい鰻が心地よく重なり合う一年となりますように。
新年は、萬店へお立ち寄りください。
【正月飾り&萬店の庭園についての詳細説明】
■繭玉(まゆだま)
養蚕の豊作、お米がしっかり詰まっていて頭を垂れる稲穂にも見立て、現代では五穀豊穣・商売繁盛・無病息災を願う縁起物とされています。
■根引き松(または根付きの松)
「地に足がつくように」「成長し続けるように」という願いが込められ、商売繁盛や家内安全、子供の成長などを願って飾られます。京都の門松の原型ともいわれ、門の左右に雄松と雌松を一対で飾るのが伝統的です。
■千両(せんりょう)
数え切れないほどのお金、沢山の実から豊年満作・子孫繁栄を象徴し、新年に豊かな実りをもたらすことを祈りが込められています。また、赤く美しい実はお正月に華やかさを添えます。
■蘇鉄(そてつ)
長寿・繁栄・再生の象徴とされる縁起木です。幹や株元から子株が次々と芽吹くその様子は、子孫が絶えることなく続いていく繁栄の象徴。ヤシのような姿をしていますが、古くから日本に根づいた植物であり、神社やお寺などにもよく見られる、“いのちの連なり”を思わせる木なのです。
■染井吉野(そめいよしの)
萬店のシンボルツリーである樹齢100年近いソメイヨシノは、春には訪れるお客様皆様に美しい桜花をお見せできるように、冬季充電中です。
■枝垂れ桜(しだれざくら)
枝を低く垂らしながらも四方へ広がり、春ごとに変わらぬ花を咲かせます。花言葉は「優美」「円熟した美」。その姿は、人と人とのご縁が穏やかに重なり、時を重ねて調和が深まっていくことを表すとされています。
■椿(つばき)
冬にも緑を絶やさず、春先には美しい花を咲かせるツバキは、古来より魔除けや繁栄の象徴とされ、“椿寿”の言葉に込められたように、長寿への祈りが込められた木でもあります。
■紫陽花(あじさい)
用水路側には“一家団欒”の花言葉を持つ「あじさい」が植え込まれています
■猿の灯籠
「南天」の木と、可愛らしい「猿の灯籠」を並べ、“難が転じて去る(なんてん・さる)”という願いを込めています。
■三尊石組(さんぞんいしぐみ)
2代目当主・金子酬三が大切に集めた石々が、静かに鎮座しています。
中央にあります三つの庭石は、「釈迦三尊」に見立てた石組で、それぞれに意味を託しております。
中央の主石は「釈迦如来」様として「家内安全」を、右手の石は「文殊菩薩」様として「商売繁盛」を、左手の石は「普賢菩薩」様として「無病息災・子孫繁栄」を象徴しています。
周辺のその他の石も、主石の釈迦如来様に向かって、顔を合わせ、手を合わせているかのように、
■杉苔(すぎごけ)
日本国歌にも詠まれるような「時を超える繁栄」を象徴し、苔の花言葉“母性愛”の通り、包み込むような優しさをたたえています。
■庭全体
庭全体は右肩上がりの構成とし、萬店にお越しいただくすべてのお客様とそのご家族の繁栄、そして私たちの商いの発展を祈る設えといたしました。
石も木々も、そのほとんどがかつての庭にあったもの。代々の当主が愛でてきたそれらを活かし、まさに“記憶と継承の庭”として生まれ変わりました。
■作庭 「庭匠 風玄 東京」さん [@fu_gen_tokyo]
お二人は、京都・北山造園にて北山安夫氏に師事し、京都御所・高台寺・建仁寺・圓徳院、そして愛知万博の日本庭園などを手掛け、現在は東京を拠点に、さいたま市内では料亭 玉家さん(北浦和、@ryotei_tamaya)や料亭 一の家さん(大宮 高鼻町、@omiya_ichinoya)など、名店のお庭を担っておられます。
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